特別養護老人ホームで働いていた時に作った作品
ばあちゃん達は毎日何十枚何百枚の清拭(タオル)たたみをしてくれる。
お陰で僕ら職員はその分手間が省けて助かっている。
この清拭たたみは、ばあちゃん達の仕事でもあれば、楽しみでもある。
どうせならもっと何か楽しみながらやってもらいたいと思い、ちょっとした夢のような(?)世界を作ってみた…。
ばあちゃん達、少しはお楽しみ度がアップしたかな???
実はこの絵には仕掛けがしてあるのだ。なんと夜になると絵が変わるのだ!!
昼間は南の島の風景、夜は満点の星空に正座が浮かび、その下(海に)人魚も現れるという…。
夜光塗料のシールを使用して、一度ならずに度おいしい仕掛けをしたのだ。が・・・、
特別養護老人ホーム(のフロア)って、夜電気を消しても真っ暗にはならないんだ。常夜灯でわりと明るいんだ…。
考えてみればそりゃそうだ。真っ暗だとじいちゃん、ばあちゃん転んじゃうわな。
ということで夜の絵は幻となってしまった…。きれいだったのに…。力作だったのに…。
まあ仕方がないか!